じっくり紙で楽しみたい方は、この下の問題画像とPDFをどうぞ。
しらす丼の朝ごはんにはじまり、どんぶりを抱えた昼どき、机に向かう手元、開かないびんのふた、浜に並ぶ干物、台所の包丁の音、庭の水しぶき、ろくろに向かう横顔、そして焼き芋を囲む夕暮れまで。暮らしのなかのひとときを切り取った間違い探しを全9問ご用意しました。
よく似た二枚の絵には、それぞれ三つずつ違いが隠れています。人の姿かたちだけでなく、器のふちの模様、道具の長さ、窓の外の木や草にも目を向けてみてください。急がず、ひとつずつ確かめていきましょう。
- くらしのひとときをテーマにした間違い探し 全9問
- 各問 3か所 のちがいを探す脳トレプリント
- 答えあわせ付きですぐ使えます
- 登録不要・無料でダウンロードできます
※ A4サイズ対応のPDF(全20ページ)です。印刷してお使いください。
第1問🍚 しらす丼の朝ごはん
しらす丼と味噌汁が並んだ朝の食卓です。小皿のふち、箸のまわり、湯呑みの中を見比べてください。
💡 第1問の答えを見る
- 小皿のふちに細い線が一本増えている
- 箸の下に箸置きが増えている
- 湯呑みの中身が水色から緑色に変わっている
「しらす」は特定の魚の名前ではなく、イワシやイカナゴなどの稚魚をまとめて呼ぶ言葉です。店先に並ぶものの多くはカタクチイワシの稚魚が原料になっています。ゆで上げたままの釜揚げしらす、少し乾かしたしらす干し、さらに乾かしたちりめんじゃこと、乾燥の度合いによって呼び名が変わります。同じ魚が、干し加減で三つの顔を持っているわけです。
第2問🥢 カツ丼をほおばる
どんぶりを抱えて勢いよくかき込んでいる場面です。髪の生えぎわ、器の側面、箸の先に注目してください。
💡 第2問の答えを見る
- 前髪の形が変わっている
- どんぶりの側面に青い帯の模様が入っている
- 箸でつまんだご飯の上にカツがのっている
カツ丼がどこで生まれたかについては諸説あり、いまも定まっていません。よく知られているのは、大正十年ごろに早稲田の学生が考案したという説です。一方で、明治の終わりごろに山梨・甲府のそば店で出されたものが最も古い記録だとする説もあります。どの店が最初かをたどるのは難しいものの、それだけ各地で愛されてきた一杯だということでしょう。
第3問📏 机に向かう
定規を当てて線を引いているところです。机の上の文具と、制服の胸元を見比べてください。
💡 第3問の答えを見る
- スティックのりの緑色の部分が短くなっている
- セーラー服の胸元の白い部分が小さくなっている
- 定規が長くなり、目盛りが増えている
ふだん同じように使い分けている二つですが、本来は役割が違います。ものさしは長さを測るための道具、定規は線を引いたり紙を切るときに当てたりするための道具です。その違いは目盛りの位置にも表れていて、ものさしは多くの場合、端のところから目盛りがはじまります。対して定規は、端から少し内側に0の目盛りが置かれているものが多く、鉛筆の先を当てやすくなっています。
第4問🍯 びんのふた
かたく閉まったびんのふたと格闘しています。手元のふきん、机の上の道具、後ろの冷蔵庫を見てください。
💡 第4問の答えを見る
- スプーンのすくう部分が小さくなっている
- ふきんの垂れている部分が短くなっている
- 冷蔵庫の背が高くなっている
金属のふたが開かないときは、ふたの部分にぬるめのお湯をかけてみてください。金属はガラスよりも熱で膨らみやすい性質があり、温めるとふたのほうが先にわずかに広がって、びんの口との間にすきまができます。びんの中が冷えて内側の圧力が下がっていることも、開きにくさの一因です。力任せにひねるより、温めてひと呼吸おいたほうが楽に開きます。
第5問🐟 干物づくり
開いた魚を並べて干している場面です。かごの中、物干しの柱、腰のあたりに目を向けてください。
💡 第5問の答えを見る
- かごの中の魚が一匹増えている
- 物干しの柱が上に長くのびている
- 白いシャツの裾が長くなり、ズボンが隠れている
魚を干すと、まず水分が抜けて、もともと含まれていた味の成分が濃くなります。それに加えて、乾かしているあいだに魚自身の酵素がはたらき、旨味の成分が増えていくといわれています。生のときとは違う、噛むほどに味の出る風合いになるのはそのためです。天日に干すか機械で乾かすかによっても、仕上がりの香りや歯ざわりは変わってきます。
第6問🔪 台所のおばあちゃん
包丁を入れる手元を、男の子がのぞき込んでいます。棚のまわりとまな板の上、それに男の子の口元を見比べてください。
💡 第6問の答えを見る
- 棚板が右に長くのびている
- まな板の上で切り分けたものが一つ増えている
- 男の子のよだれが長く垂れている
まな板の「まな」は、魚を意味する古い言葉「真魚(まな)」が由来といわれています。かつて魚は膳にのぼる特別な食べ物として扱われ、それをのせて切るための板だから「真魚板」、それが縮まって「まな板」になったという説明です。ほかの説も伝えられていますが、日本の食卓で魚がいかに大きな位置を占めてきたかがうかがえる言葉です。
第7問💦 庭の水あそび
庭に出したプールで、水鉄砲を向けて遊んでいます。水鉄砲の先、着ているもの、塀の上を見てください。
💡 第7問の答えを見る
- 水鉄砲の先の筒が長くなっている
- 男の子のシャツが半袖から長袖に変わっている
- 塀の上の植え込みが大きく広がっている
水鉄砲の起源は、子どものおもちゃではなく消火の道具にあります。江戸時代の享保年間、町火消の仕組みが整えられていくなかで、その水鉄砲を真似た竹製の玩具が子どもたちのあいだに広まったと伝えられています。竹を筒にし、布を巻いた棒を押し込んで水を飛ばす仕掛けで、夏の遊び道具として長く親しまれてきました。
第8問🏺 焼き物づくり
ろくろを回して器の形を整えているところです。足元の桶、右手前のつぼ、着物の襟を見比べてください。
💡 第8問の答えを見る
- 桶を締めている輪の位置が上に変わっている
- つぼの左側に注ぎ口のような出っぱりが付いている
- 着物の襟が下のほうまで長くのびている
ろくろは、水平な円盤を回して遠心力で粘土の形を整える道具です。回し方によって、棒を差し込んで手で回す手ろくろ、足で蹴って勢いをつける蹴りろくろ、そしてモーターで回す電動ろくろに分かれます。日本には古墳時代の中ごろ、朝鮮半島から伝えられたとされ、以来、器づくりの土台となる道具として使われ続けてきました。
第9問🍠 焼き芋
焼き芋を手に、二人で向かい合っています。ちゃぶ台の下、お皿の上、おばあさんの横顔を見てください。
💡 第9問の答えを見る
- ちゃぶ台の脚が二本になっている
- お皿の焼き芋の黄色い切り口が一つ増えている
- おばあさんの髪が耳の下までのびている
さつまいもの甘さは、加熱によって生まれます。いもに含まれるβ-アミラーゼという酵素が、でんぷんを麦芽糖へと変えていくためです。この酵素がよくはたらくのは六十度から七十度あたりで、温度が高くなりすぎると力を失ってしまいます。石焼き芋のように低い温度で時間をかけて焼くほど甘くなるのは、酵素がはたらく時間を長く保てるからです。
全9問、おつかれさまでした。見つけた数はいくつだったでしょうか。ふだん見慣れている場面ほど、頭のなかの「いつもの絵」で補って眺めてしまい、かえって違いに気づきにくいものです。二枚を交互に見比べるより、片方を四つの区画に分けて、区画ごとに丁寧に照らし合わせると取りこぼしが減ります。下のボタンから印刷用のPDFもお使いいただけます。ご家庭でのひと息にも、デイサービスのレクリエーションにも、どうぞご活用ください。
間違い探しは集中力と観察力を鍛(きた)える脳トレとしてとても効果的です。見つけられなかった問題は、答えを確認してからもう一度チャレンジしてみてください!
- 🏆 30箇所全部 … 完璧!観察力・集中力ともに超一流です
- ✨ 25〜29箇所 … 素晴らしい!あと少し、もう一度見直してみましょう
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- 😊 〜14箇所 … 答えをじっくり確認してから再チャレンジしてみましょう
間違い探しは「見くらべる力」「注意力」「記憶力」を同時に使う脳トレです。毎日少しずつ取り組むことで、脳の活性化(かっせいか)が期待できます。デイサービスのレクリエーションや、ご自宅での頭の体操にぜひご活用ください。
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